団信に加入する際の保険料について、詳しく説明いたします。
団体信用生命保険(団信)の保険料は、毎月の住宅ローンの返済に含まれていますが、特約を付けた場合は金利が上乗せされます。
例えば、年1.0%の住宅ローン金利に特約を追加すると、金利が+0.3%されて年1.3%となります。
一部の金融機関では特典として特約分の上乗せ金利が無料となるキャンペーンを行っていますが、こういった場合でも他の金融機関との金利比較や特約内容の妥当性を確認する必要があります。
参考ページ:団体 信用 生命 保険 保険 料はいくらなの?誰が保険料を支払うのか解説
現在、フラット35も新機構団信付き金利が一般的となっていますが、団信に加入しないでフラット35を利用することも可能で、その場合の金利は通常のフラット35よりも-0.2%低くなります。
特約で金利が0.3%上乗せされる場合、毎月の返済額が4,259円増え、35年間で総額約179万円になります。
この179万円は団信の特約料金に充てるか、iDeCo(個人型確定拠出年金)などの金融商品に投資することも選択肢となります。
また、死亡保険や医療保険、がん保険などに加入して30歳から65歳まで保険料を支払い、終身保障を得ることも検討できます。
団信の保険料は確定申告時の生命保険料控除の対象外ですが、死亡保険や医療保険の保険料は生命保険料控除の対象となります。
住宅ローンを組む際、既に同等の保険に加入している場合は、保険内容を見直す絶好の機会と考えられます。