マンションの耐震基準について確認しましょう
現行の耐震基準は、新耐震基準と呼ばれるもので、1981年5月以降のマンションに適用されます。
この基準では、震度6強〜7程度の揺れにも倒壊しない強度が求められています。
一方、それ以前に建てられたマンションは、旧の耐震基準に基づいているため、震度5強の揺れに耐えられる程度の強度しか備えていません。
したがって、古いマンションは現行の基準に比べて脆弱であり、震災時のリスクが高まります。
マンションを購入する際には、必ず不動産会社に耐震基準について確認しましょう。
また、建てられてからの適切なメンテナンスも重要ですので、それについても確認しましょう。
参考ページ:不動産購入中古マンション購入時の注意点!耐用年数にも注意!
マンションの寿命を長くするためには、適切なメンテナンスが重要です
マンションの寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
メンテナンスが必要な箇所としては、外壁のコンクリートやタイル、共用部分、配管などが挙げられます。
ただし、すべての箇所をメンテナンスすることはできない場合もあります。
たとえば、コンクリートに埋め込まれた配管の交換は不可能です。
特に1960年代から70年代に建設された一部のマンションでは、配管がコンクリートに埋め込まれていることがありますので、その注意が必要です。
一般的に、配管の耐用年数は15年とされています。
しかし、コンクリートに埋め込まれている配管は交換することができないため、不具合が生じた場合にはマンション全体を取り壊さなければならない可能性も考えられます。
中古マンションにお住まいの方は、配管のメンテナンス状況を管理組合に確認してみることをおすすめします。
また、マンションを購入する前には、不動産会社に配管設備の状況について確認することも重要です。
また、マンションでは定期的な大規模修繕のために「修繕積立金」が毎月徴収されています。
現在お住まいのマンションにおいては、外壁やコンクリート部分、水道管やポンプなどの状態をチェックすることで、修繕積立金が適切に活用されているか、修繕計画が適切に行われているかを確認することも重要です。